夏休み期間中、楽しい時間をお過ごしでしたか?大きな怪我や流行の病の報告もありませんでした。ほっとしました。保護者の中には、今年生まれた赤ちゃんと初めての夏を過ごした方が数人おりましたし、大変な暑さの中、子育てを頑張られたことと思います。お疲れ様でした。
幼稚園のおひさま広場は、連日40人近い子どもたちが、水遊びや畑の野菜をいただくなどして夏を満喫しました。ホールは、冷房がついていて心地よく、熱った体を休めるのに最高でした。先生方も、少しずつ年休をとりながら、子どもたちの遊びを支えました。
さあ、夏休みが終わりました。雪が降るまでが2学期です。その間の子どもたちの成長は素晴らしいものです。子どもの心の成長を楽しみながらお支えくださるとうれしいです。様々な活動を通して、子どもたちが試行錯誤しながら、知らなかったことを知り、やってみたかったことに意欲的にチャレンジし、必要な場面で自分の考えを言葉で伝えようとする力を蓄えていき、友だちと心を深く繋げたりする心地よさを味わわせていきます。大切なのは、大人の気持ちが先走ってはいけないことです。失敗しないように、できるようになるように、大人が先頭に立って道を作ってはいけません。失敗は何度も繰り返していいのですから、子どもが自分の力で道を決めて開いていけるよう支えたいものです。
1学期、年長児の活動の中で、心を込めて「〇〇ちゃんがいてくれて本当によかった」と言った子がいました。言った子も、言われた子も素敵です。活動を通して心が育っていくのです。人を信頼する気持ちや愛する気持ちは、大人が言って聞かせても理解できるものではありません。とことん遊び合う中で実感しながら、子ども自身が学び取っていく心なのです。だから、心を育てるためには、「たっぷりと遊ぶ」という時間が大切です。
私は、子供の頃「赤毛のアン」シリーズを何回も読みました。11冊あります。「なるほど」と思える言葉がいくつもありました。今では人に貸したまま覚えがなく、手元に1冊もありませんが忘れられない赤毛のアンの言葉を紹介します。
「人は自分を必要としてくれる人を、もっとも深く愛するものよ」
この言葉は、「自分を大切にしてくれる」ではなく「必要としてくれる」と言うところがいいのです。
「〇〇ちゃんがいてくれて本当によかった」と言われた子は、言ってくれた友だちと今まで以上に心が深く繋がったことでしょう。信頼し合うと言うことの喜びを受け止めたことでしょう。心はこうして育っていきます。
荷物を持ってくれたり、さりげなく優しい言葉をくれたり、お手伝いをしてくれた我が子に「〇〇ちゃんがいてくれて本当によかった」「あなたが必要ですよ」と、お母さんからもぜひ伝えてみてください。
親の愛、友達の愛、先生たちの愛をたっぷり味わえる2学期になれば、子どもはもっともっと心豊かに育っていくでしょう。楽しみです。
*9月の予定*
3日 なにぬねのの日
10日 ゆったりしましょ
19日 運動会
20日 運動会予備日
25日 視覚支援学校交流日(ゆり組)、なにぬねのの日
26日 あそびましょ
27日 誕生会
28日 秋のJAZZライブ♪