前へ進むとき(NO.3)

21日より7月11日まで、まん延防止適応期間となりました。札幌市からの指示は、この前、お便りしました通りで、外出自粛も呼びかけられたままです。これまで以上に緊張感を保とうと思いますが、札幌市の感染状況は少しずつ下がってきており、数字を見て少しホッとする自分がいます。皆さんもそうでしょうか。

学校教育法の第三章の第22条には、「幼稚園は・・・教育の基礎を養うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与え、その心身の発達を助長することを目的とする。」とあり、それを受けて、第23条でその実現のために、五つの領域 1.健康 2.人間関係 3.環境 4.言葉 5.表現 を示し、それらの領域である達成度をもって目標としています。その一つが、第一項に「健康、安全で、幸福な生活のために必要な基本的な習慣を養い、身体的諸機能の調和的発達を図ること」と、表わされています。このコロナ禍の中、どれが守られたでしょう。健康に怯え、人とのかかわりを断ち切られ、遊び方に制限があり、マスクの生活で、言葉も表現も奪われました。とても悲しいことです。

私は、この自粛期間中、どうしたらこの時間が取り戻せるのかと、ずっと考えていました。この間、何度も職員同士でグループラインを通し、話し合ってきたのですが、それでも先ずは、職員達に会いたい、会って話し、思いを言い合いたいと思いました。そして、子どもたち一人一人の顔を思い出し、会いたい気持ちで、苦しくなりました。職員みんなもそうだろうと想像しました。私は、みんなを深く愛していると強く思いました。キリスト教教育は、人間に必要不可欠な愛を大切にし、自分の中にある愛、与える愛、もらう愛を実感し、心を育てていく教育です。今こそ、諦めることなく5領域を、愛を込めて更に強くすすめ、高い達成度を目指したいと思いました。できるだけのコロナ対策をし、光を求めて前に進もうと思います。

保護者の皆様、子どもたちを、教師たちを、応援してください。

*7月の予定*

5日 あそびましょ

19日 あそびましょ・おはなししましょ

29日 誕生会

30日 避難訓練(火災)