無事で豊かな日々を(NO.10)

瞳をキラキラさせながら登園してきた子どもたちを、教師たちが嬉しく、愛おしく受け止めながら、3学期が始まりました。年少組に2人、わくわく組に1人、仲間が加わりました。みんなで喜んでお迎えした始業式となりました。
早速、高くなってきた雪山からのソリ滑りを楽しむ子、樹の下にもぐり込んで懐かしそうに土を掘っている子、気温を利用してキラキラ氷を作ることに夢中になっている子、ふかふか雪に寝っ転がっている子など、見ているだけで顔が自然とほころび、子どもの世界に引き寄せられます。
冬休み中の預かり保育も、例年のごとく大盛況でした。多い日は50人以上の子どもが登園して来ました。少ない雪をかき集め、ひざほどもない雪山を作って、それでも大満足に1秒くらいのソリ遊びを繰り返していました。その子たちの一人が、「先生、雪はゆっくり積もっていくんだ。だから、ゆっくり大きな山になるんだ。ゆっくり冬になるんだね。今はほんとの冬だ」と言いました。日が経つにつれ、おひさま広場に来るたびに大きくなってくる雪山を、そのように表現してくれました。
3学期は、北海道の冬ならではの遊びを存分に行い、様々な自然現象に心を動かし不思議さに心ときめかす楽しさを味わわせていきたいと計画しています。また、一学年の締めくくりでもありますから、それぞれの学年の成長と、個々の成長が育めるよう、しっかりと支えていこうとも考えています。つぼみ組の子どもたちが、手洗い場で、わくわくさんたちの手洗いを見守っていたかと思ったら、洗った順にホールの食事場所までエスコートし、お弁当やお茶の準備を甲斐甲斐しく手伝っていました。やってもらえる安心感を感じている満3歳児のわくわくさんたち、お世話してあげられる自分を楽しんでいる3歳児つぼみさんたち。その様子を黙ってニコニコ見守る担任たち。互いを信じ合う関係が育ってきているのだと感じました。こんな幸せな時間がいつまでも続きますように、何とか学年末を無事に過ごせますようにと祈らずにはいられません。
3学期が、豊かな日々でありますように。よろしくお願い申し上げます。

*2月予定*
2日 アコーディオンLive
3日 豆まき
9日 一日入園・説明会
10日 なにぬねのの日
26日 身体測定