祝福の花が咲きました(NO.1)

新入・進級おめでとうございます。
コロナウィルス感染対策と闘いながら、長く、雪深い冬が終わりました。春の陽射しにほっとしたのは、こひつじ幼稚園の教師だけではないはずです。幼稚園の園庭は、近年にないほどの大きな雪山となりました。業者に排雪をお願いしましたが、あまりの大雪で半分残すことになりました。幼稚園の「いたずらぽんちき」たちは、これはこれですぐに楽しい遊びを生み出していきました。
こひつじ幼稚園は、南向きに園庭があり、園舎側の花壇から雪どけが進んでいきます。ブドウ棚が雪の重みで壊れていたり、雪の下になっていた道具がひょっこり出てきたりすることに、私が気をとられていると、彩花先生が嬉しそうに「あの黄色い花なんて言いましたか? 花壇に咲いてるんです。かわいいんです~~」と教えてくれました。それは、フクジュソウでした。名前を知ると、彩花先生の目が大きく、キラキラになりました。「そうだ!そうだ!フクジュソウだ!」と宝石を見つけたみたいに、小さい声でささやきながら嬉しそうにフクジュソウを見つめていました。小さな春を見つけた気分だったのでしょう。
幼稚園も2年間コロナ対策と闘ってきました。札幌市は今も、感染者が増えたり減ったりしています。北海道はもう少しすると観光シーズンに入ります。決して気は抜けませんが、幼稚園の教育は、できる限り通常教育に戻していきたいと考えています。
可愛い時、心が揺れる時、自分を知る時、仲間を知る時、失敗から学ぶ時、愛を知る時、不思議をたくさん感じる時、試す時、身体いっぱいで表現する時、自由を感じる時……。全部、味わう経験をさせていきます。保護者の皆様と、できるだけたくさん、時を逃さず、成長を喜び合いたいと願っています。どうぞよろしくお願いします。
福寿草(フクジュソウ)は雪解けの中、つぼみを大きく膨らませ、おひさまの日に真っ黄色のピカピカの花びらを開きます。見た人は、誰もが彩花先生のようなオメメになります。ゴボウのような強いしっかりとした根っこが、厳しい冬を乗り越えさせるのだと思います。花言葉は、「幸せを招く」「永久の幸福」「長寿」「祝福」などです。なんだか、いいことが待っている気がしています。

*4月の予定*
4日 着任式・始業式
6日 第70回入園式
11日 ゆり組学級懇談会
12日 つぼみ組学級懇談会
13日 たんぽぽ組学級懇談会
28日 誕生会